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スピッツさんの「歌ウサギ」を私的に解釈

スピッツさんの「歌ウサギ」
広瀬すずさん主演の映画 『先生! 、、、好きになってもいいですか?』 10月28日公開の主題歌です。

歌詞中の「君」について 私的に「第一の不動の動者」を絡めて解釈していきます。
ここで言う「君」は 「第一の不動の動者」や「真理」や「神」のようなものと考えられます

余談ですが、最初に曲のタイトル「歌ウサギ」を見て「歌う詐欺」って、草野マサムネさんも冗談がお好きなようでと勝手に思ったりして。

歌詞の中には 以下のような 草野さんらしいフレーズがてんこ盛りでスピッツファンには
たまらない一曲になっていると思われます。

“不安げに固まった夜が鮮やかに明けそうで”
“輝いたのは 清々しい堕落 君と繋いだから”
“どんだけ修正加えても美談にはならない”
“色々壊して残された方法で”
“タマシイ色の水 君と海になる”
“「何かを探して何処かへ行こう」とか
そんなどうでもいい歌ではなく”
“君の耳たぶに触れた感動だけを”
“さっき君がくれた言葉を食べて歌い続ける”

【何となくまとめ】
「第一の不動の動者」に逢いたいと暗く険しい道をずっと歩んで来て
もう辿り着かないかもしれないなんて思ったりする状況でも
そんなふわふわとした感覚をも楽しんでしまっている。

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他人とは違う道を進んで 戻ることも進むことも出来ないと思った暗闇が
鮮やかに明けて 抜け出せそうだ

求め彷徨った場所ではない場所に辿り着いた
「神様の偽者」である「君」と繋いだ堕落 でもそれはとても清々しい堕落

今となっては「第一の不動の動者」に逢いたいと歩んだ道は
叶わぬ恋をしてただ彷徨っていただけの戯言に過ぎず

彷徨い色々間違い壊し 閉ざされた自分自身から
残された最後の方法で「君」に出逢い抜け出せた
溢れ出したタマシイ色の水は「君」とともに輝きだす

「第一の不動の動者」を探してみたって逢えない事は散々思い知ったから
「何かを探して何処かに行こう」とか そんな美談にもならない
どうでもいい歌なんかは歌わない

「神様の偽者」の「君」の欠片(耳たぶ)に触れた その圧倒的な感触だけを
さっき「君」がくれた言葉の記憶を食べて歌い続ける

最後に蛇足で 歌詞から思ったこと(初めの方にも書きましたが)
自分は “敬意とか勇気とか生きる意味 叫べるほど偉くもなく”
“さっき君がくれた言葉を食べて歌い続ける” だけ
だから 「生きる意味」とか「勇気」とかを求め感じて
曲を聴いてくれる人がいるならば 何か騙してるようで まるで 「歌う詐欺」って 
草野さんがハニカミながら言っているかと妄想してニヤリとしてしまいました。

これからも 草野さんの作った多くの曲に 騙され続けたい今日この頃でした

哲学が副食

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哲学が副食
Tags: spitzスピッツ歌ウサギ歌う詐欺歌詞歌詞解釈神様の偽者草野マサムネ覚り

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