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スピッツさんの「テクテク」を私的に解釈

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スピッツさんの「テクテク」は2005年4月に「春の歌」との両A面シングルで発売された作品です。
歌い出しの ”当たりまえと思ってたら壊れてく” からして切なさが漂う歌詞です。

そんな「テクテク」を私的に解釈したいと思います。

”少しの力で初めての戸をあけて”
“ひとつの言葉からいくつもの声を聴き”
「不可能」だと思っていたのに
“誰にも知られることなく抜け出せた”
「かけら」でも「確実にここにあった」そのことだけで構わない
「特別」って呼びたい
「同じこと二度とない」と分かっている
「君」の想い出・幻影を胸にして
現実の世界、闇の中を進んで行く

「神」「第一の不動の動者」「神の偽者」「覚り」という言葉を織り交ぜて解釈すると

「神」の気配に誘われて、何気なく戸をあけて進み
頭に浮かんだ疑問に色々と思いが駆け巡る
「第一の不動の動者」に逢うことは不可能だと思っていた
出口の無い暗く険しい道を歩み続けると思っていたのに
「神様の偽者」である「君」に出会い「覚り」ふいに抜け出せた
その特別な感覚が幻なのか現実かはわからない
けれど 二度と同じことは起こらないだろう
そんな「君」が確実にいたという「欠片」だけを胸に生きていける
現実と想い出の狭間を揺れながら

「テクテク」のカップリング曲である「春の歌」も 
また「神様の偽者」に会い「覚り」に至った者の心情を歌にしたものと考えます
曲調や歌詞で微妙な違いがみられるものの 全体的な歌詞の世界観は同様なものが感じられます

スピッツさんの歌の多くには「覚り」を匂わす曲が多くあると考えています
今後も スピッツさんの歌詞を私的に解釈していきたいと思います
もし宜しければ お付き合いいただけると幸いです

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