高まる愛の中 変わる心情の中 燦然と輝く姿は
まるで水槽の中に飛び込んで溶けた絵の具みたいな イレギュラー
独りじゃ何ひとつ気付けなかっただろう こんなに鮮やかな色彩に
普通の事だと とぼける君に言いかけた I Love その続きを贈らせて
見えない物を見て笑う君の事を 分かれない僕が居る
美しすぎて目が眩んでしまう
今も劣等感に縛られて生きている
I Love I Love 不恰好な結び目
I Love I Love 手探りで見つけて
I Love Your Love 解いて 絡まって
僕は繰り返してる 何度も
引用元:Official髭男dism 「I LOVE…」 作詞:藤原聡
僕にとってはイレギュラーでも
君にとっては当たり前の世界
目が眩むほど美しい君
対照的な自分を知って劣等感に苛まれる
不格好でも微かに繋がる結び目を頼りに
君に届くよう その糸を手繰る
解いては絡まりを何度も繰り返し
レプリカばかりの銀河
レプリカばかりが飾られた銀河
本物なんか何一つと無い世界
そんな世界さえをも見る事の無い
カーテンで閉ざされた世界
そんな世界に生きている事さえも
気付きもしない人々は 嘆くこともない
レプリカばかりが飾られた銀河 カーテンで作られた暗闇
嘆く人も居ない 鼠色の街の中で I Love その証を抱き締めて
喜びも悲しみも句読点のない想いも
完全に分かち合うより 曖昧に悩みながらも 認め合えたなら
重なる愛の中 濁った感情の中 瞬きの僅かその合間に
君がくれたプレゼントはこの やけに優しい世界だ
イレギュラー
独りじゃ何ひとつ気付けなかっただろう こんなに大切な光に
普通の事だと とぼける君に言いかけた I Love その続きを贈らせて
受け取り合う僕ら 名前もない夜が更けていく
引用元:Official髭男dism 「I LOVE…」 作詞:藤原聡
覚りの境地
「覚り」とは、今までとは異なる世界へと到達すること
そしてその瞬間は 突然やってくる
霧の中を手探りで進み 何度となく繰り返し
目の前が突如と開け
今までの世界が変わり果て 美しく輝き出す
何か特別で そしてありきたりな普通の世界
そんな曖昧な感覚が結実する瞬間
この世の森羅万象が美しく目に映る
そんな「覚り」の感覚に辿り着くまでの道程で
擬人的な同行者を築き上げる
それが「覚り」の瞬間 幻であると知っても
その残像は強烈に残り 光輝く
I LOVE の対象は幻 それを表現するならば 「…」
そして その光の先を求め 歩み続ける
輝いた光は幻 そんな「覚り」の夜は 名前もない夜
そんな名もない夜が更けていく