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WANDSさんの「世界が終わるまで・・・」を私的に歌詞解釈

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世界が終わるまでは

WANDSさんの「世界が終わるまでは…」は、TVアニメで放映された「スラムダンク」のエンディングテーマ曲として有名な曲です。そんな「世界が終わるまでは…」の歌詞の意味を私的に解釈していきたいと思います。

「catastrophe」と「tragedy night」

曲中にある「catastrophe」と「tragedy night」の意味は
「catastrophe」カタストロフィーとは、「破滅」や「破局」
「tragedy night」トラジェディ ナイトとは、「悲劇的な夜」
とでも訳せばよいのでしょうか、とても悲しい歌に思えてきます。

失恋の歌?

“大都会に僕はもう一人で”
“互いのすべてを知りつくすまでが”
“世界が終わるまでは 離れる事もない”

引用:WANDS「世界が終わるまでは…」作詞:上杉昇

上記のフレーズだけを見てみると、別れることなど少しも考えつかなかった二人が別れてしまい 僕はもう一人 という失恋の曲に思えてしまいます。

満開の花

“満開の花が似合いの catastrophe”

引用:WANDS「世界が終わるまでは…」作詞:上杉昇

「満開の花」は何かが成就したような絶頂の時を想起します。それに似あう「catastrophe」「破滅」とはどのようなものなのでしょうか。

絶頂期を迎えたとたんに訪れる破滅、悲劇的な夜、これらが暗示しているもの、花は満開を迎えると同時に散りゆく儚さをはらんでいる、人生の儚さをも彷彿とさせる描写といえるでしょう。

「覚り」の感覚

「覚り」に至る感覚は、恋愛に似た感覚があると言えます。
「覚り」を求めて歩むのではなく、衝動のまま進んできた先に「覚り」があるとでも言えばよいのだろうか。「恋愛」も求めるのではなく、心が動いた先にあるもの という点で似ていると感じます。

「覚り」に至るまでの道程で、疑似的な仲間を作り上げ共に歩み続ける。実際には、その仲間は自己が作り上げた幻想である。そんな仲間と歩んで来た時間が輝いて見えてしまう、それも幻想だったと知ってしまった今では、虚しい。

幾千の夜、共に歩んで来た「君」
世界が終わるまでは 離れる事など考えもしなかった
輝いて見えた過ぎ去りし日は幻想であったことを知った
その瞬間 すべては幻想として消え去ってしまった
答えを求め辿り着いた結果 かげがえのない「君」を失ってしまった
「破滅」を迎えた この「悲劇的な夜」よ

「覚り」に至ったと同時に感じる すべてが幻想だったという喪失感
この曲は、その感覚 「一瞬の煌きの後に襲い来る儚さ」を歌った曲だと私的に解釈しました。

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