映画「明烏」の主題歌、アサヒビール・スバルのCMソングとして使用された「ワタリドリ」は綾野剛さんが出演された docomo CMでもお馴染みのAlexandrosさんの楽曲です。
今回はこの「ワタリドリ」の歌詞を私的に解釈していきたいと思います。
はじめに「ワタリドリ」と聞いて 目的地に向かって厳しく遠い距離を飛んでいく「渡り鳥」を想起します。また spitzさんの「つぐみ」という曲がありますが、「つぐみ」も渡り鳥の一種であることから この2曲には似ている部分があるのかなと思っています。
「ワタリドリ」歌詞解釈
高く飛びたいと願うけど 翼は乾いていると分かっている
「翼仰げば」と簡単に人は云うけれど
その先にあるのは 辿り着ける者と そうでない者
そんな無情な世界
誰にも気に留められなくとも
傷ついた心とともに飛び続けた
彼の地に届くようにと 一心に羽ばたく
問いかけても答えは解からず
けれども想いは輝き出す
ワタリドリのように旅だち
彼の地に辿り着くストーリを
描いてみせるよ
遥か彼方へと飛んで見せる
「一人じゃない」と人は言う
ある意味そうだと分かっているけど
自分自身で辿り着ける所まで進んで行きたい
暗く険しい道を進むあなた
過去を背負うあなたを
笑顔にしたいから
未来への追い風を届けるよ
機は熟し旅立ちの時が来た
でも これが世界の終りでないことも知っている
彼の地に辿り着くようと羽ばたく
問いかけても答えは解からず
けれども想いは輝き出す
彼の地に辿り着くストーリを描いて
ワタリドリのように舞い戻るから
いつかまた会う日まで
まとめ
高く飛び 彼の地「覚り」へ到達したいと願っても
辿り着ける者と落ちる者がいる非情な現実がある
それでも傷つきながらも彼の地を目指し辿り着く
辿り着いた場所が終着点で無かったとしても
過去の自分のようにもがき苦しむ人に追い風を届けたい
そして彼の地に近づけるよう、また会える日まで飛び続ける
※歌詞中の四重奏というのはメンバー4人で曲を奏でて彼の地を目指し、みんなが彼の地に辿り着けるような追い風を届けたいということだろうと思います。
冒頭で書いたspitzさんの「つぐみ」と似た所については、別の機会に書かせて頂きたいと思います。