「睨まないで下さいよ」この言葉は、私がトラブルに巻き込まれた際に相手に言われた言葉です。それも、別案件でお二人の方に同じように言われました。
こちらの動作について、~しないで下さいと言う相手の言葉の意図は何なんでしょうか。
単に動作に対する嫌悪感を表す場合もあると思います。例えば、怒鳴るとか机を叩くなどの常識的にも嫌われる行動に対しての注意である場合が一つ。
それとは異なり、相手に取り敢えず謝らせることを目的にする場合があると思われます。
対峙して相手を見て話す際、「睨まないで下さいよ」と言われた場合にただ相手を見ているだけでも、「睨んでませんよ、そう見えたのならすみません」と謝ることがあるでしょう。
謝らせる、またはこちらに罪悪感を抱かせることを目的として、少しでも優位な立場に立とうとする意図を感じることがあります。
こちらが意見を強く述べた際にも、大きな声出さないで下さいとか、まくし立てないで下さいとなどと言うことによって、内容よりも行動の否定が目立ち内容の強度が薄くなる現象が起きます。
相手にとって都合が悪い内容を薄めて、さらには ~しないで下さいとさっきから言ってるじゃないですかと まるで弱い者いじめをしているかのように被害者面までして、こちらの意見を無力化させようとしてきます。
「~しないで下さいよ」への対処法として私が行ったことは、
「気にしないで下さい」と伝え、本題の議論に入る
相手に話すだけ話をさせて、その後反論をしていく
私が遭遇した場面では、相手方が嘘の説明をしてきたので、ひとつづつ反駁して対応しました。
人は、行動に制限を加えられるとそちらに意識が多少なりとも行ってしまうものです。できるだけ気が散らない訓練をする、普段から感情に起伏が出ないよう落ち着いて話ができるようにする努力も必要になるでしょう。
相手がこちらの行動に制限を加えてくるのは、こちらの精神状態を乱すために行っていると考えて、その手には乗らない位の落ち着きを持って対処すれば上手くいくのではないでしょうか。