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「普通は」の受け取り方
自分にとっての「普通」は、他人にとっての「普通」とは限らない。
よく言われることでしょうが、私におきた「普通」に纏わる出来事についてお話ししたいと思います。
契約日時のお知らせ
13日の金曜日の午後に契約があるので、立ち合いをお願いします。
場所はどこどこ、時間については決まり次第ご連絡いたします。
特段変わったところも無い連絡でした。
12日の木曜、午後7時
契約日の前日、まだ契約時間の連絡がありません。
午後とだけは分かっていましたが、午後1時と午後4時では大きな差があります。
さすがに当日の朝に時間の確認するのも慌ただしくなるので、夜遅くに電話するのもと思い、前日の夜7時に確認の電話を入れました。
明日の契約は何時からですか
明日の契約の件だけど、13日の午後で時間は決まり次第連絡頂くことになっていましたが、何時からでしょうか。
何時に契約場所に行けばよいかの確認は「普通」のことですし、必要なことと思い電話しました。
お客様都合により延期になりました
時間の確認の際に返って来た答えは「契約日は、お客様都合により延期になりました」
驚いたことに、契約は延期となっていました。
延期になっていたことの連絡はありませんでした。
「普通は」その1
契約が延期になったのなら「普通は」その旨連絡するでしょう。
何で連絡しなかったのか?理由を聞くと
「時間は決まり次第連絡します」と言っていて「時間が決まっていなかったので」という回答
「普通は」その2
前日にこちらから確認しなければ、契約延期になった事をこちらは知り得なかったとことになるわけです。もしくは当日に連絡が来たのかもしれませんが、遅すぎます。
その旨を指摘したところ、以下のような反撃をされました。
「私たちの商売は、お客さんがあって成り立つ商売ですよね」→ YES
「お客様の都合に合わせることは、「普通」にあることですよね」→ YES
「一度決めた契約日をお客様都合で変更出来ないのですか」→ NO
お客様都合での契約日変更は「普通」のことで、変更に関して責められる筋合いは無いと言いたいようです。
論点が違う
こちらは、お客様都合での契約日変更について話をしてる訳ではありません。
延期になったことの連絡が無かったことに関して「普通に」13日の契約は延期になりましたと連絡すれば済むことでしょうと思ったことを言っただけでした。
お客様の都合に合わせることは「普通」のこと、それを許さないあなたの方がおかしいと論点が「変更連絡が無かったこと」から「変更の可否」にずらされてしまいました。
自分にとっての「普通」は、他人にとっては「普通ではない」
彼の論点ずらしは、何故?
彼にとって「普通は」という言葉は、何かトラウマがあったのでしょうか。
もしかすると、小さい頃から 一般的な「普通」のことが出来なくて、「普通は」とよく言われていたのかもしれません。
「普通は」という言葉に過剰反応を起こし、訳のわからない論点ずらしをして、自己の精神状態を保っていたのかもしれません。
今回の「普通は連絡するでしょう」は、私だけの「普通は」ではなく 一般的に通用する「普通は」だと思います。
しかしながら彼にとっては、別の意味を持つ「普通は」だったのでしょう。
彼が論点ずらしの際に「普通は」を使ってきたことが興味深くて面白いことです。
然しながら、彼にどうしてかを聞くことも出来ませんので
自分にとっての「普通」は、誰かにとっては「普通」では無いこともあるとだけ理解しておきます。